| 06/10/08 大会最終日 男子シングルス決勝 [センターコート第2試合] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「親友対決」となったロジャー・フェデラー対ティム・ヘンマンの男子シングルス決勝は、最後に王者が「らしさ」を見せて初優勝を飾った。 ■快晴の日曜日、最終日を迎えたAIGオープン決勝の舞台に立ったのは、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第10シードのティム・ヘンマン(英国)。フェデラーが勝てば、第1シードとしては03年のライナー・シュットラー(ドイツ)以来の優勝、現世界1位の選手としては96年のサンプラス以来、10年ぶりの優勝となる。 ■昨日に続いて強い風が舞うセンターコート。トスに勝ったヘンマンがレシーブを選択して、13時42分、熱戦の幕が切って落とされた。第1セット第5ゲームまでは互いにサービスキープの展開。ところが第6ゲーム、突如ヘンマンのサーブが乱れる。15−15から3本連続ダブルフォールトを犯し、フェデラーにブレークを許す。世界一を相手に、これは決してやってはいけないミスだった。王者フェデラーにとっては、これだけで十分だった。第1セットは6−3でフェデラー。ここまで1セットも落とすことなく勝ち上がってきたヘンマンにとっては、今大会初めてのセットダウンとなった。 ■第2セットに入っても、ほとんどミスのないテニスを展開するフェデラー。昨日の準決勝後「いつもの自分のテニスをすれば勝つチャンスはある」と語ったヘンマンは、持ち前のネットプレーで局面を打開しようと試みるものの、フェデラーはことごとくパスを決め、つけ入る隙を与えない。結局、このセットも第3、第9ゲームをブレークしたフェデラーが6−3で連取。あっさり勝負を決め、初来日初優勝を飾った。 ■試合後、「来年もディフェンディングチャンピオンとして戻ってきたい」と満員の観客にメッセージを送ったフェデラー。10日間の日本体験はとても貴重なものとなったようで、東京の印象については「とても大きな街で、ニューヨークのようにもっとゴミゴミしているかと思っていたが、きれいで静かなので驚いた」と話した。 ■これで今季9勝目。今大会を含め14大会に出場し、13大会で決勝に進出するという驚異的な強さを誇っている。フェデラーの強さについて、試合後のヘンマンは「とにかくサーブのバリエーションが豊富。ファースト、セカンドサーブともに強力。そして身体能力もずばぬけている。年齢を重ねるとともに衰える体力をうまく維持できれば、しばらくはフェデラーの時代が続くだろう」と語った。 [フリーライター 成瀬悦朗] |